ズラトリアル

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ぐっとくる装丁まとめ 『少女』を感じる装丁集

 参考にする装丁デザインを探していても、テーマ別に分類したものをあまり見かけないので、自分でやってみる記事です。

今回のテーマは「少女性」少女の危うさ、強さ、ぞわぞわするような感覚が出ている装丁をまとめました。

 

『カーリー1 黄金の尖塔の国とあひると小公女』高殿円

 

カーリー <1.黄金の尖塔の国とあひると小公女> (講談社文庫)

インドの寄宿学校を舞台に、主人公と女装少年の恋を描いた少女小説

扉をフレーム代わりにして、あひるや本など作中に出てくるモチーフをちりばめています。切り絵っぽい雰囲気でガーリーになりすぎないデザインです。

 

GOSICK桜庭一樹

GOSICK ──ゴシック──<GOSICK> (角川文庫)

図書館の塔に引きこもって暮らす探偵ヴィクトリカと、その助手一弥の架空歴史ミステリー。

レース、うさぎ、ドレスの少女など、メルヘンなモチーフを使いながら、白・黒・ピンクの三色でまとめているのでスタイリッシュさがあります。

GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫)

GOSICK富士見ファンタジア文庫のデザインもとても良いです。

こっちはかわいさ重視で、読みづらいロゴが逆に西洋風って感じです。

 

『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』高殿円

シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱

主要なキャラクターが全員女性になったSF百合シャーロックホームズ。

事件の真実を知ってからだと、真っ赤な表紙に「うわぁ」ってなりますね。

赤・金・白・黒と色を絞ってあるのもスタイリッシュです。

 

『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』桜庭一樹

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)

自分を人魚だと自称する少女とリアリストな主人公の悲劇的な物語。

表紙だけでやばそうだなって雰囲気が伝わるデザインです。何かがやばい。ほとんどの人は百合を想像しそうだけど実査は違うという……。

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない  A Lollypop or A Bullet (角川文庫)

一般レーベルのバージョンがこちら。

退廃的な雰囲気と、女性らしさが両立しているデザインです。

 

『ガーデンロスト』紅玉いづき

ガーデン・ロスト (メディアワークス文庫)

 

四人の少女の一年を描いた連作短編。

さりげなくある謎の薬、携帯電話、眠っている少女。美しいけれどなんだか不穏なイラストです。

青+モノクロで地味なんですが、それゆえに何かありそうな雰囲気があります。

 

『鳥籠荘の今日も眠たい住人たち』壁井ユカコ

鳥籠荘の今日も眠たい住人たち〈1〉 (電撃文庫)

 

鳥籠荘というおかしなアパートに住むおかしな住人たちの話。

ほんわかしているイラストが「眠たい」というタイトルに合っています。独特なロゴも可愛いです。

なぜ着ぐるみ……と思った人は本編を読みましょう。

 

『希土類少女』青柳碧人

希土類少女 (講談社文庫)

 

レアアースを生み出す少女たちの物語。

ステンドグラスのような背景に寝そべっている少女。華やかさと儚さが同時に味わえます。

タイトルはがっつり大きく目立ちます。 

 

断章のグリム5 赤ずきん・上』甲田学人

断章のグリムV 赤ずきん・上<断章のグリム> (電撃文庫)

 

童話をテーマにした現代スプラッタホラー。

ゴシックロリィタの少女に燃えるような赤い布が映えます。赤+黒の組み合わせは目を引きます。

ロゴも装飾的でグリム童話というテーマに似合っています。

 

観用少女 プランツ・ドール 1』

観用少女プランツ・ドール ?

 

観葉植物のように「眺めるために育てる」少女の連作短編。

危うい美しさを持った少女のイラストと、シンプルな黒のタイトル。花のイラストがアクセントになっています。

 

少女七竈と七人の可愛そうな大人桜庭一樹

少女七竈と七人の可愛そうな大人

 

美少女七竈が残念な大人といろいろしながら成長する青春ストーリー。

イラストが丸く切り取られているので、覗き見したような背徳感を感じます。耽美だ……。

少年の顔がよく見えないところも意味ありげ。

 

まとめ

こうしてまとめてみると、少女っぽいといってもいろんなアプローチがあるんですね。

普段ずらっと並べてみることが少ないので、比べる面白さがあります。

本が気になった方は買ってみてくださいね!