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ズラトリアル

アドビ初心者がデザインに関するチュートリアル書いたりまとめ作ったり

ぐっとくる装丁まとめ ダークからあたたかいものまで 「黒い」表紙

装丁まとめシリーズ、今回は黒い表紙をまとめてみました。

デザインの世界では扱いにくいとされている黒ですが、探してみると結構黒い表紙はあります。しかも作品の雰囲気もさまざまです。

こうして色のイメージを知っていくのも面白いですね。

 

 

虐殺器官伊藤計劃 ハヤカワ文庫

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

戦争が終わらない近未来、アメリカの特殊部隊に所属する主人公が世界の秘密を知ってしまう話。

黒い背景とタイトルロゴ・著者名だけ配置したシンプル・イズ・ベストな表紙。タイトルが特徴的なのがポイントかもしれません。

著者名も大きいので、著者のネームバリューを感じていそうです。

 

容疑者Xの献身東野圭吾 文春文庫

容疑者Xの献身 (文春文庫)

 

殺人を犯してしまった想い人を救うために奔走する数学教師の話。

黒と赤のみで構成された表紙。エックスが赤いのが魅力的です。明朝なのも硬派な感じです。

「献身」からの連想でバラ一輪だと思われます。

 

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?フィリップ・K・ディック ハヤカワ文庫

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

 

数年で死んでしまうアンドロイドを追う男の話。

黒い背景に蛍光イエローのタイトルと羊の絵。電気だから黄色なのかもしれません。

黒×黄色なので「危険」の標識のイメージもあるのかも。

 

『きみはポラリス三浦しをん 新潮文庫

きみはポラリス (新潮文庫)

 

さまざまな愛の形を描いた恋愛短編集。

星と星座をモチーフとした表紙ですが、手書き風なのがどことなくゆるいです。それでいて黒いのでダークな感じもします。

タイトルはゴシック、著者名が明朝なのもよく考えると不思議。

 

つむじ風食堂の夜吉田篤弘 ちくま文庫

つむじ風食堂の夜 (ちくま文庫)

 

「つむじ風食堂」に集うおかしな人たちの交流を描く本。

黒い表紙に白い枠、イラストは星のみというストイックなデザインです。

シンプルでも枠があるとイメージが変わります。こういう絵みたいな気がしてきました。

デザインを詰め込まないところが意味深です。

 

『ポーの話』 いしいしんじ 新潮文庫

ポーの話 (新潮文庫)

 

うなぎをとる女の息子に生まれたポーの人生を描く本。

大きい月、うなぎ、鳥、蝶、植物など結構盛沢山。しかし同心円状に並べられているせいかあまりごちゃごちゃした感じはないです。

ちょっと宗教画のような雰囲気もありますね。

 

『東京夜話』いしいしんじ 新潮文庫

東京夜話 (新潮文庫)

東京の街をテーマにした短編集。

銀河のような点々をちりばめられた表紙。短編集だからでしょうか。ちまちました感じがよいです。

小さめに配置されているゴシックのタイトルも似合ってます。

 

『疾走』重松清 角川文庫

疾走 上 (角川文庫)

疾走 下 (角川文庫)

加速度的に悲劇に転落していく少年を描いたハードな作品。

男性が叫びを上げる絵が内容にマッチしています。パッと見て恐ろしい小説だとわかります。

上下巻でつながるようになっているデザインも印象的です。

 

『B.A.D 繭墨は今日もチョコレートを食べる』綾里けいし ファミ通文庫

B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる (ファミ通文庫)

 

不思議な一族に生まれた繭墨と、振り回される主人公の怪異探偵的お話。

背景が黒一色なのはライトノベルでは珍しいですね。

赤・黒・白をメインにしてまとまりよく、かつ不穏なデザインになっていると思います。ホラーっぽさが良い。

 

儚い羊たちの祝宴米澤穂信 新潮文庫

儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)

 

とあるクラブをめぐるミステリ連作短編。

極楽のような花や鳥たちのイラストなのに、背景は真っ黒。アンバランスさが不穏な予感を掻き立てます。

タイトルが微妙に灰色がかっているのもなんだかそわそわしますね。

 

『一九八四年』ジョージ・オーウェル ハヤカワ文庫

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

あらゆるメディアが検閲される世界で過去のデータの改竄を仕事にしている男性の話。

星空のような背景の真ん中に、タイトルがどーんと入っているデザイン。タイトルが有名だからこんなデザインにするんでしょうか。

知らない人が見たらディストピアものと思わない気がします。

 

まとめ

暗い作品ばかりのまとめになるかと思いきや、意外とそうでもない作品もありました。

黒=暗い作品というのは決めつけなのかもしれませんね。

もちろん暗い作品も多いですけれどね!

 

 

 

 

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