ズラトリアル

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ぐっとくる装丁まとめ 枠を使ったブックデザイン

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今回のテーマは「枠」

枠はデザインの中でよく使われているけれど、実際に比べてみるといろいろな使い方があることに気づきます。

ベタなものほど多様なデザインに組み込めるのですね。

 

 

星へ行く船新井素子 出版芸術社

星へ行く船シリーズ1星へ行く船

 

伝説的SF少女小説の新装版。

ラベルのような星型の枠にタイトルと著者名が入っています。

ふでで描いたようなアナログっぽいイラストに似合っています。

 

『王女コクランと願いの悪魔』入江君人 講談社L文庫

王女コクランと願いの悪魔 (富士見L文庫)

 

 

ランプの悪魔が王女様の願いを聞き出そうと奔走する話。

枠はシンプルな洋風デザイン。古い本を思わせます。

人物のイラストを茶色い枠の手前に配置することによって奥行きが感じられます。

 

『ワセダ三畳青春記』 高野秀行 集英社文庫

ワセダ三畳青春記 (集英社文庫)

 

早稲田近くのアパートを舞台にした青春エッセイ。

青空をバックに手書きのような枠。それにぎっちり文字が詰まっています。

著者が学生時代からライターをしていたことにちなんでいるのかな?

 

輪るピングドラム 上』幾原邦彦 高橋慶 幻冬舎

 

輪るピングドラム 上

カルト的人気を誇るアニメのノベライズ。

リボンの枠に少女趣味のモチーフがいっぱい。これは作品の内容にかかわってくるものです。

かわいらしいけどどこか不穏な雰囲気があります。

 

煌夜祭多崎礼 中公文庫

煌夜祭 (中公文庫)

 

冬至の夜、夜通し物語を語るお祭りの話。

ヨーロッパの古い本を意識したデザインになっています。文庫なのにハードカバーのような気がしてきます。

本棚にあるとぐっとくるデザインです。

 

宝石の国市川春子 アフタヌーンコミックス

宝石の国(1) (アフタヌーンコミックス)

 

戦う宝石人間たちを描いたバトル漫画。

曲線を用いた優美な枠にレーベル名、タイトル、巻数が書いてあります。

上品で、イラストのダイナミックさを邪魔しないデザインです。

 

はてしない物語ミヒャエル・エンデ 岩波書店

はてしない物語 (エンデの傑作ファンタジー)

 

ダメな少年が物語の世界に飛ぶトリップファンタジー。

作中に出てくる本を再現したデザインです。蛇のフレームの向こうのカラーの世界に興味をそそられます。

読み終わって改めて眺めてみると新しい発見があります。

 

『うたかた/サンクチュアリ吉本ばなな 幻冬舎

うたかた/サンクチュアリ

 

吉本ばななの中編二つを収録した一冊。

グレーのパターンに黒いフレームを使ったシンプルな構成。赤い著者名がアクセントになっています。

どこかゆるい背景もシンプルだと締まって見えます。

 

TUGUMI吉本ばなな 中公文庫

TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)

 

病弱で、性格の悪い少女つぐみの物語。

鮮やかな南国のイラストの上に黄緑の枠が乗っかってます。派手になりそうなんですが、意外とまとまっています。

つぐみの激しい気性には似あっているデザインです。

 

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?フィリップ・K・ディック ハヤカワ文庫

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

アンドロイドを追う男のサスペンスSF。

いくつもの枠が線でつながっているところは電気回路のようです。サイバーな雰囲気が増しますね。

目には痛いけれど目立つデザインです。

 

『バスジャック』三崎亜記 集英社文庫

バスジャック (集英社文庫)

ちょっと変わった短編集。

派手なオレンジ色の四角形にタイトルが入っていますが、背景の写真に少しだけオレンジが入っているので不釣り合いに感じません。

 

青年のための読書クラブ桜庭一樹 新潮文庫

青年のための読書クラブ (新潮文庫)

とある女子高にある読書クラブの物語。

女の子のシルエットが配置されたパターンに、タグ型の枠が配置されています。どこか危うい少女趣味なテイスト。

 

まとめ

というわけで、枠を使ったブックデザインまとめでした。

イラストから写真、無地までいろいろなものに合わせられるので、参考になる部分も多いのではないかと思います。

あなたもぜひ枠を使いこなしてみてください。